気管支喘息
気管支喘息

気管支喘息とは、気管支が狭くなって、発作性に呼吸が苦しくなる病気です。子供から成人、70歳を過ぎてからも初めて出てくることがあります。気管支喘息の発作は、気圧が前日よりも下がる雨の降る前や台風の前に起こりやすく、季節的には梅雨や気温差の大きい春・秋に多い傾向があります。また、日中に症状がなくても夜間に発作が出現することもあります。
薬物療法=長期管理薬
・・・特に吸入ステロイドを中心とした定期的な薬物療法の継続が重要です。
薬物療法=発作治療薬
・・・即効性のある気管支拡張薬などを一時的に使用します。
症状が持続する場合は長期管理薬の増量やステロイドの点滴が必要になることがあります。
勢いよく息を吹き込むことで最大呼気流速を測定し、患者さんご自身の喘息の状態を客観的に知るための器具で、自宅で簡単に測定することができます。喘息の日常管理において、気道狭窄の程度をモニターする簡便な指標としてとても有用です。当院では、症状がなくても肺機能検査、ピークフローモニタリングによる自己管理などを行い、吸入ステロイド薬を中心にした治療を継続することで、発作のない状態を維持して元気に生活していただくことを目指しています。
症状がない時は、ついつい服薬や受診を忘れてしまう方がいらっしゃいます。「症状(発作)が起こってからの治療」ではなく、「発作が起きないように、呼吸が苦しくならないように」治療を継続することが重要です。発作時にのみ受診し、それも息苦しさの「ギリギリ」までがまんしてから受診するような方の中には、入院が必要になったり、生命にかかわる大発作を起こしてしまう場合もありますので、要注意です。
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