糖尿病は今や国民病と呼ばれるほどに増え続けており、血糖コントロールが悪い状態が継続することは、神経障害、網膜症、腎症の三大合併症をはじめとした全身の合併症が出現する危険につながります。しかし、わが国の糖尿病の95％を占める2型糖尿病の実情は、かなり長い年月病状がないため無治療に放置され、そのために合併症に苦しむ方が少なくありません。

糖尿病に関する検査は、おおよそ以下のようなものがあります。血糖値、ヘモグロビンA1c（グリコヘモグロビン）測定器を院内に設置しており、当日に検査結果をご説明し、治療方針を決定しています。また、インスリン分泌能評価、合併症検査も行い、必要に応じて外来での自己注射導入や血糖自己測定の指導も行います。